著者
富田 隆 工藤 賢三
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
ファルマシア (ISSN:00148601)
巻号頁・発行日
vol.53, no.6, pp.535-539, 2017 (Released:2017-06-01)
参考文献数
8

医療施設や介護施設では,嚥下障害をもつ患者や入所者の誤嚥を防止するため,食事や服薬の際にとろみ調整食品が繁用されている.最近,薬剤服用時のとろみ調整食品の使用は,製剤の崩壊や溶出に影響をおよぼすことが分かってきた.本稿は,とろみ調整食品が,速崩壊性錠剤の崩壊,溶出,薬効におよぼす影響について,筆者らの検討事例を提示し,錠剤服用時のとろみ調整食品使用の参考資料として供するものである.

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@Aspiration_p 第32回日本静脈経腸栄養学会学術集会(2017年2月,岡山) 「とろみ剤と薬剤間に起こる性状変化の検討」 熊木良太,倉田なおみ,原田努,中村明弘 と、 https://t.co/W8CaRHX6Yd で知って以降、薬局薬剤師の立場からこの点に留意した服薬指導を行なっております。 しかし、なかなか理解が得られず……
【ファルマシア】 とろみ調整食品は速崩壊性錠剤の崩壊,溶出,薬効に影響する? https://t.co/gYOvBZgA7B

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