著者
中村 直人
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
ファルマシア (ISSN:00148601)
巻号頁・発行日
vol.57, no.11, pp.1047, 2021 (Released:2021-11-01)
参考文献数
1
被引用文献数
8

mRNAを医薬品として応用する試みが加速度的に進んでいる.COVID-19ワクチンに留まらず,その短時間の発現を利用してオフターゲットの懸念が大きい遺伝子編集治療への応用も期待されている.生体成分との接触で容易に分解するmRNAを医療応用するには,脂質ナノ粒子(lipid nanoparticle: LNP)に内包する手法がよく用いられる.典型的なLNPでは,細胞外でのmRNAの安定化や細胞内でのエンドソーム脱出を目的に,イオン化脂質,リン脂質,コレステロール,PEG脂質の4成分が使用される.これまでイオン化脂質のpH応答性を最適化しエンドソーム脱出能を付与する研究が多く行われてきたが,本稿では,粒子表面の安定化を担うリン脂質にpH応答性を付与し,活性向上および臓器選択性の付与を検討した報告を紹介する.なお,本稿は下記の文献に基づいて,その研究成果を紹介するものである.1) Shuai L. et al., Nat. Mat., 20, 701-710(2021).

言及状況

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mRNAを包む脂質ナノ粒子(LNP)は、表面の分子構造を変化させることで、肝臓、肺、脾臓など様々な臓器に、選択的に留まらせることが可能 https://t.co/5ubyIGVveK https://t.co/e7uLFbyLdY LNPは、致死性の毒物。 https://t.co/BGCLqAwWoJ https://t.co/H80rRhPcvS 全てのmRNAワクチンが危険です! https://t.co/tleh8UP0pG
脂質の性質を変えてターゲティングとかもできるんだな…。 J-STAGE Articles - イオン化リン脂質を使った脂質ナノ粒子による臓器選択的mRNAデリバリー https://t.co/fqiyvXraLu

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