著者
黒澤 秀保 田村 浩司
出版者
公益社団法人 日本薬理学会
雑誌
日本薬理学雑誌 (ISSN:00155691)
巻号頁・発行日
vol.139, no.6, pp.260-263, 2012 (Released:2012-06-11)
参考文献数
4
被引用文献数
2 3

一般の商品は,自由市場における需要と供給の一致点で価値が評価されて価格が決定される(ことになっている).一方,医療という公共性の強い世界の中に存在し,国民皆保険制度が敷かれている日本では,医薬品の価格は公定価格制となっている.日本における新薬の薬価は,中央社会保険医療協議会(以下,中医協)における薬価算定基準という複雑なルールに基づいた評価・了承を経て,厚生労働省が決定し薬価基準収載される.自由競争社会に生きる製薬企業が生み出すイノベーションの成果たる医薬品と,社会主義的環境にある医療の世界で使用される医薬品という二面性が複雑な薬価算定ルールを生み出し,薬の価値評価を困難なものにしていると言える.

言及状況

外部データベース (DOI)

Facebook (1 users, 1 posts)

https://www.jstage.jst.go.jp/article/fpj/139/6/139_260/_pdf

Facebook における性別

はてなブックマーク (1 users, 1 posts)

Twitter (2 users, 2 posts, 0 favorites)

日本の薬価制度における価値と価格の関係に関する研究 https://t.co/ANv2yKSgFo 日本の薬価制度:イノベーションと保険償還の狭間で https://t.co/BTHUyWs9fx 薬と医療制度~「薬価制度とは」~ https://t.co/WJURLCX9Gb https://t.co/MZV1NcXQlq あ、保険適用外だと自由価格....
2014年5月14日開催に医療をテーマにした勉強会が開催されます。「日本の薬価制度」に関する関連記事になりますので、事前に読まれる事をお勧めします。 https://t.co/KP9HFanMdZ

収集済み URL リスト