著者
森下 知晃 小寺 忠広
出版者
一般社団法人 日本鉱物科学会
雑誌
岩鉱 (ISSN:09149783)
巻号頁・発行日
vol.93, no.2, pp.52-63, 1998 (Released:2006-08-30)
参考文献数
38
被引用文献数
9 12

北海道様似郡様似町を流れるポンサヌーシベツ川よりコランダムの巨晶を含むガブロの転石を発見した。このガブロの供給源はガブロの鉱物組み合わせ,組織,化学組成の特徴から幌満かんらん岩体に産するGBIIガブロ(塩谷・新井田,1997)であると推定される。コランダムと他の鉱物との組織的な関係はコランダムがガブロ(=GBII)の最も新しい変成条件下では不安定であったことを示す。コランダムの分解反応はガブロ(=GBII)が温度上昇か圧力減少(もしくは両方)を受けたことを示唆する。コランダムの形成は分解反応の逆の条件(温度下降か圧力上昇)やざくろ石パイロキシナイトと共存するような比較的高圧条件が考えられる。後者の条件からはガブロ(=GBII)が高圧変成作用を受け,その後にマントルダイアピルの一部としてかんらん岩体とともに上昇してきた可能性が示唆される。

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (4 users, 5 posts, 31 favorites)

この論文に載ってる標本そのもの、っぽいなぁ。 幌満かんらん岩体起源のコランダムを含むガブロの発見 https://t.co/lTbDWt2tSn https://t.co/mor7dgCuOE
貴重な試料2点を @deep_sample 先生より頂戴しました。まさかこの宛先で来るとは。 ・含コランダム変斑糲岩(Morishita and Kodera, 1998) https://t.co/oXsgqywuMO ・変成花崗岩(Biino and Compagnoni, 1992) https://t.co/hMymfjo3Pc ・新地球(Latest Earth) https://t.co/aWqGFiVAXt https://t.co/9qXbrj0302
https://t.co/xB96TA9nUi https://t.co/PjLeFfg8da https://t.co/zNlJkNuDJK
先の幌満橄欖岩体産コランダムについて。 Morishita and Kodera (1998) Finding of corundum-bearing gabbro boulder possibly derived from the Horoman Peridotite Complex, Hokkaido, northern Japan. Journal of Mineralogy, Petrology and Economic Geology, 93, 52-63. https://t.co/v70dIh5PXL

収集済み URL リスト