著者
大曽根 卓
出版者
一般社団法人 日本プライマリ・ケア連合学会
雑誌
日本プライマリ・ケア連合学会誌 (ISSN:21852928)
巻号頁・発行日
vol.39, no.4, pp.205-208, 2016 (Released:2016-12-26)
参考文献数
7
被引用文献数
4

目的:検死を通して常陸大宮市における孤独死の実態を明らかにして対策の一助とすること.方法:2008年1月から2014年12月に当院で担当した, 自宅で発見された独居高齢者の異状死体149例について検討した.結果:男性は女性より多く, 年齢分布も広い特性が見られた.一方女性は, 80歳から90歳が多かった.同市内の孤独死は死後経過時間2日以内が多かった.季節では冬から春が多く, 死亡から発見に至る時間もこの時期に長い傾向である.疾病では急性心疾患, 脳血管疾患が多いものの悪性疾患や肺炎比率は少ない.発見者は90%以上が家族親族で, 他には訪問系業者や近隣住民が見られた.結論:常陸大宮市では孤独死は男性に多く発見までの日数が都市部より短い.

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検死からみた孤独死の現状(特に農村型孤独死について) #JPCA https://t.co/bWOwiAyo6I おお、熱いテーマ! 自分の仕事の積み重ねで見えてきたことの論文化は、プライマリケア現場で研究したい人にとっては素敵な響きです #ken

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編集者: Yapontsy
2020-05-19 14:30:17 の編集で削除されたか、リンク先が変更された可能性があります。

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