著者
福井 玲
出版者
日本言語学会
雑誌
言語研究 (ISSN:00243914)
巻号頁・発行日
vol.148, pp.61-80, 2015 (Released:2016-05-17)
参考文献数
28

本稿は,中世韓国語で声の高さを示すために用いられた傍点について,それがなぜ付けられていたのか,なぜ,傍点という形式が用いられたのか,15世紀末頃から傍点を付けない文献が現れ始め,17世紀以降は完全に廃止されてしまうのはなぜなのか,また傍点を付けた人々はどのような言語的背景を持っていたのか,という基本的でありながらこれまで論じられてこなかった課題について論じた。また,傍点によって表されるピッチアクセントの変化とその地域差という問題との関わりについてもそのための基礎となる考察を行った*。

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@Sunitha もしご興味があれば、こちらの論文も一度ご覧ください。福井玲(2015)「中世韓国語の「傍点」をめぐるいくつかの基本的な課題」 https://t.co/lxLqQC3YdQ

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