著者
大石 醒悟
出版者
一般社団法人 日本老年医学会
雑誌
日本老年医学会雑誌 (ISSN:03009173)
巻号頁・発行日
vol.58, no.3, pp.388-394, 2021-07-25 (Released:2021-09-06)
参考文献数
13

患者および家族の苦痛へ介入し,QOL向上を図るアプローチである緩和ケアは,本邦においてがん領域で先行して進められてきたが,慢性の進行性疾患である心不全でもそのニーズは存在し,提供されるべき医療である.本項では,高齢者心不全における終末期医療および緩和ケアの概念及びその実践における課題である,意思決定支援及び症状緩和の方法論についての現状を述べる.

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@Parsonalsecret @usaminoriya 延命治療・・ 厚生労働省、あらゆる学会で、患者さんに寄り添った終末期医療の在り方について検討が重ねられている事など知りもしないのだろうな
高齢者心不全の終末期医療 日老医誌 2021;58:388-394(大石醒悟) https://t.co/pl1RGfhQsz 『心不全患者の症状緩和が不十分であれば前述の意思決定を行うことが困難であるとともに、人生の最終段階で苦痛を抱えながら生を終えることは患者及び家族のQOLおよびQOD(Quality of Death)を高度に低下させる』

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