著者
宋 弘揚
出版者
公益社団法人 日本地理学会
雑誌
地理学評論 Series A (ISSN:18834388)
巻号頁・発行日
vol.93, no.5, pp.372-386, 2020-09-01 (Released:2023-02-19)
参考文献数
16
被引用文献数
5

本稿では,渡日中国人技能実習生の増加鈍化期における中国山東省青島市の送り出し機関に注目し,送り出し方針の転換とそれに伴う機関群の再編を考察した.日本に特化した送り出しを行ってきた各機関は,技能実習業務から撤退したり,派遣地域と業務内容の多角化を図ったりした.方針の転換は,大きく「多角化型」と「維持型」の2つに整理することができる.その結果,青島市の機関群の一部では,送り出し方針の多角化・高度化を通じた機関間の「棲み分け」が進行している.

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宋 弘揚(2020):中国人技能実習生の増加鈍化期における送り出し機関の方針転換──中国山東省青島市を事例に.地理学評論 93: 372-386. https://t.co/u06njhKgCS
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