著者
神澤 公男 平川 一臣
出版者
公益社団法人 日本地理学会
雑誌
地理学評論 Ser. A (ISSN:00167444)
巻号頁・発行日
vol.73, no.2, pp.124-136, 2000-02-01 (Released:2008-12-25)
参考文献数
27
被引用文献数
4 7

南アルプス・仙丈ヶ岳緬の薮沢では,氷河地形と鞭物薩づけば最終糊の三っの異なる氷河前進期ないしは停滞期が認められた.氷河は最も古い薮沢1期に,最前進し,その末端高度はおよそ標高2,250m. であった.薮沢II期の氷河は標高2,550m付近まで再前進した.薮沢皿期の氷河の末端高度は標高2,890mで,カール内に留まった.i薮沢1期は最終氷期の初期~中期を,薮沢II期,i薮沢皿期は後期を不すと考えられる. 泥質の厚い薮沢礫層の堆積は,完新世初頭頃,急激に生じた.その形成は氷河作用とは無関係で,山岳永久凍土の融解に関連した山地崩壊による可能性がある.

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (6 users, 6 posts, 7 favorites)

南アルプス仙丈ヶ岳(山頂北面と東面にカールあり)の馬の背ヒュッテが今夏営業再開。ヒュッテは最終氷期のモレーンの上に建つ。その北の馬ノ背稜線は岩盤の重力変形で多重山稜化。馬ノ背の西は崩落谷という広い崩壊斜面。神澤・平川2000 地理学評論https://t.co/vQRmZX73q4 https://t.co/TUetcXyx8m

収集済み URL リスト