著者
岩間 信之
出版者
公益社団法人 日本地理学会
雑誌
地理学評論 Ser. A (ISSN:00167444)
巻号頁・発行日
vol.74, no.3, pp.117-132, 2001-03-01 (Released:2008-12-25)
参考文献数
33

本研究では,百貨店における取扱商品や併設施設の店舗間の差異に着目し,これらを定量的に分析することによって,百貨店の店舗特性と立地位置との関係を考察した.因子分析,クラスター分析の結果, 105の店舗は9類型に分類された.各類型の分布から,以下の点が明らかとなった.高次の中心商業地に立地する店舗は買回品へ専門化する傾向にあるが,郊外の店舗では最寄品の比重が相対的に高い.また,婦人服を指標として顧客の年齢構成と商品単価を考察したところ,都心に近づくにっれ顧客の年齢構成は若年化し,取扱商品は高級化する.さらに,郊外型の店舗は35km圏内ではショッピングセンター的な性格を有し, 36km以遠ではスーパーマーケットに類似する傾向がみられる.ま孝セクター間にも差異が存在し,買回品の卓越した店舗は南~北西郊に多く立地する.百貨店の店舗特性には,都心を核とした階層構造が確認された.

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (9 users, 11 posts, 24 favorites)

岩間信行(2001)「東京大都市圏における百貨店の立地と店舗特性」 https://t.co/KePtjBjXH4 ・都心ほど顧客層が若く買回品に特化する傾向 ・呉服系→高齢・買回品、電鉄系→若年・買回品、地元系→最寄品 https://t.co/qwa9cePopK
百貨店の立地(東京圏に限るが)といえば 岩間信行(2001)「東京大都市圏における百貨店の立地と店舗特性」地理学評論 74A (3) pp.117-132 に詳しい。 論文を読みながら実際の店舗を検討すると百貨店とはなにかという根… https://t.co/prE7YXYi4P
【地理学評論掲載論文】岩間信之 2001.東京大都市圏における百貨店の立地と店舗特性.地理学評論74: 117-132.https://t.co/ZU5tadqqJm

収集済み URL リスト