著者
由井 義通
出版者
The Association of Japanese Geographers
雑誌
地理学評論 (ISSN:13479555)
巻号頁・発行日
vol.76, no.9, pp.668-681, 2003-08-01 (Released:2008-12-25)
参考文献数
14
被引用文献数
4 3

本研究は,母子生活支援施設と入所世帯とを調査し,母子世帯の住宅問題と彼女たちを取り巻く住宅状況の地域的な差異を解明することを目的とする.母子生活支援施設入所者の特徴をみると,地域的な差異が明瞭である.東京大都市圏内の施設には家出を理由とした入所者の比率が際立って高い.家出の原因として可能性が高いドメスティック・バイオレンスからの避難として,施設が重要な役割を果たしていることがわかった.入所している母親の年齢は,いずれの地域の施設においても30歳代が過半数を占めるが,大都市圏内では20歳未満の未婚の母親が多い.乳幼児を抱えた母親にとって,育児の負担が大きいために就業することが困難で,生活保護受給者が大都市圏内には多い.

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【地理学評論掲載論文】由井義通 2003.母子生活支援施設からみた都市の住宅問題とその地域性,地理学評論76,668-681.https://t.co/q5rfBzWJ36

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