著者
今里 悟之
出版者
The Association of Japanese Geographers
雑誌
地理学評論 (ISSN:13479555)
巻号頁・発行日
vol.77, no.7, pp.483-502, 2004-06-01 (Released:2008-12-25)
参考文献数
103
被引用文献数
2 1

本稿は,1980年代以降の英語圏の地理学の主要トピックの一つである景観テクスト論について,その理論的枠組を再検討する.まず,景観テクスト論の中心論者であったDuncanらの論点とその思想背景を整理する.次に,このDuncanさらにWaltonらとPeetおよびMitchellとの間で展開された,一連の論争の争点を指摘する.最後に,仏語圏や日本の空間記号論も一部参照しつつ,今後の課題を指摘する.すなわち,使用する概念の記号論的な体系化,テクストの空間的な単位と体系への注目,意味の「構造」の多様性・重層性・変動性の解明,事例研究の蓄積とそれらの比較検討,などである.

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今里 悟之「景観テクスト論をめぐる英語圏の論争と今後の課題」 https://t.co/8hhVslNA29 Duncanの景観テクスト論とそれに対するマルクス主義的唯物論からの批判について。 景観と景観表象を区別するか否かの議論が面白い。 https://t.co/8WGocPPhqA
【地理学評論掲載論文】今里悟之 2004.景観テクスト論をめぐる英語圏の論争と今後の課題,地理学評論77,483-502.https://t.co/iVdtM1TINH

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