著者
加藤 元一郎
出版者
一般社団法人 日本高次脳機能障害学会
雑誌
高次脳機能研究 (旧 失語症研究) (ISSN:13484818)
巻号頁・発行日
vol.28, no.2, pp.206-213, 2008-06-30 (Released:2009-07-01)
参考文献数
20
被引用文献数
1

記憶は,まず短期記憶と長期記憶に分類され,長期記憶は,顕在記憶と潜在記憶に分けられる。さらに,顕在記憶はエピソード記憶と意味記憶に分類される。臨床上しばしば観察されるのは,この意味記憶とエピソード記憶の障害である。健忘症候群は,典型的には顕在記憶中のエピソード記憶の選択的障害である。健忘症候群は,損傷の部位と神経心理学的プロフィールとに基づき,間脳性健忘,側頭葉性健忘,前脳基底部健忘に分類される。意味記憶の障害とは,語や物に関する知識や情報が想起できない状態を指している。脳損傷後に出現する意味記憶障害には,しばしばカテゴリー特異性が随伴する。

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (2 users, 2 posts, 15 favorites)

短期記憶とは20〜30秒の記憶を指し、それ以上のものは全て長期記憶となります。例えばMMSEの即時再生は短期記憶ですが、遅延再生は長期記憶(この課題では近時記憶)です。下記の論文のはじめにで、すべてまとめてくださっています。 https://t.co/pzynNgrSbB

収集済み URL リスト