著者
苧阪 直行
出版者
一般社団法人 日本高次脳機能障害学会
雑誌
高次脳機能研究 (旧 失語症研究) (ISSN:13484818)
巻号頁・発行日
vol.32, no.3, pp.427-432, 2012-09-30 (Released:2013-10-07)
参考文献数
15
被引用文献数
1

アウェアネスは意識や注意と関連した何かに気づくという心の志向的な状態をさすことが多い。何に気づくかによって, アウェアネスは三つの階層に分けられよう。第一の階層は生物的な覚醒の階層であり, 第二の階層は, 外界の環境に気づいている心の状態であり, 運動的アウェアネスも第二の階層に含まれる。この段階以降のアウェアネスは選択性と容量制約という特徴をもつ。第三の階層は自己や他者の内部 (心) に気づいている心の状態であり, ここには心の理論などの社会的関係性の中での心の気づきが含まれる。このようなアウェアネスの三階層モデルは, 意識の三階層モデル (苧阪 1996) に基づくアウェアネスの位置づけである。本稿ではアウェアネスの三階層を意識の三階層と対応づけ, さらにワーキングメモリのモデルと対応させることを試みた。

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とりあえずこの辺を読んでみる。 J-STAGE Articles - 「気づき」の障害 https://t.co/jhv9TdaYOF J-STAGE Articles - 高次脳機能障害の awareness https://t.co/iBjXbZYpRg J-STAGE Articles - 高次脳機能とアウェアネス https://t.co/Dwd8D4UNp1
「高次脳機能とアウェアネス」 アウェアネスをさらに細分化して三階層に分類。それをワーキングメモリや脳の領域と合わせて考慮している論文。 https://t.co/h50zOAqy15
病識がない!と片付けないでねw https://t.co/L904drZVZ6
マインドフルネスとストループ課題の相性が悪いというのがアウェアネスの階層の問題だと言えばいいのか。コンフリクトを指標にするならより高次のメタ表象に関わる課題が必要。 http://t.co/tR8JN9qzti

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