著者
安達 文夫
出版者
一般社団法人 画像電子学会
雑誌
画像電子学会誌 (ISSN:02859831)
巻号頁・発行日
vol.33, no.5, pp.683-690, 2004 (Released:2009-09-03)
参考文献数
14

博物館のディジタルアーカイブは,展示を含めた広範な公開に活用するために行われる.研究向けには,目録にあたる基本情報が網羅的に付されることが求められる.一般向けには利用者層に応じて選ばれた資料が,解説や関連情報とともに提供されることが望ましい.概観を表す画像は基本情報の一部と位置付けることができる.資料の内容を表す情報として,研究に必要な情報量を持つことで,一般向けにもディジタルアーカイブとしての価値が生ずる.   このような例として,国立歴史民俗博物館では,非常に細かく描かれた大型の平面資料やコレクション資料を主な対象とした超精細ディジタル資料を制作している.多くの入館者が利用できるよう,操作性に特段の配慮をしている.展示などに適用した事例から,資料の細部や隠れた箇所を明りょうに見ることができ,原品で必要な細心の注意を払うことなく,自由に閲覧できるといった実物にはない効用を持つことが,ディジタル資料が広く活用されるために必要であることが示された.

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