著者
康永 秀生
出版者
公益財団法人 医療科学研究所
雑誌
医療と社会 (ISSN:09169202)
巻号頁・発行日
vol.26, no.1, pp.7-14, 2016-04-30 (Released:2016-05-13)
参考文献数
3
被引用文献数
2 1

DPC(Diagnosis Procedure Combination)データベースは,全国の1000以上の施設から収集された入院患者データベースであり,年間700万を超える症例数を有するビッグデータである。DPCデータは診療報酬明細データベースの一つであり,詳細な診療履歴データに加えていくつかの臨床データも含んでいる。このデータベースを用いた臨床研究が近年積極的に進められている。本稿ではその成果の一部として,(1)アテローム血栓性脳梗塞患者に対するアルガトロバン療法の効果,(2)非がん成人患者における経静脈栄養と経腸栄養の短期生存率と合併症率の比較,(3)予後熱傷指数の妥当性の検討,という3つの研究について解説する。さらに,DPCデータをはじめとする医療ビッグデータ研究の今後の課題についても言及する。

言及状況

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医療と社会より:康永(2016). DPCデータによる臨床疫学研究の成果と今後の課題 https://t.co/SgcN4OEVTM
患者さんが中規模以上の病院に入院すると、DPCというシステムを使って医療費の計算が行われることが多いです そのシステム上でまとめられたデータは全国統計(https://t.co/ylA2eghUuP)に用いられる他、臨床研究の貴重なデータベース(https://t.co/BG2KGMCYS0)としても活用されています

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