著者
棚橋 佳子 褚 冲 澤谷 弾
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報プロフェッショナルシンポジウム予稿集 第17回情報プロフェッショナルシンポジウム
巻号頁・発行日
pp.49-53, 2020 (Released:2020-06-19)

本研究では、基本特許数、成功率、グローバル率、影響度の4つの指標に基づいて、9年間にわたり世界のトップ100機関を毎年特定しているDerwent Top 100 Global Innovatorの各年の結果をまとめ、2014年―2020年の7年の経年変化を調査した。Top 100に入るには、出願者全体の中で、4つの指標がどの指標においてもバランスよく良い位置を占めることが要求される。9年間のTop100の総合点は上昇続け、特許数とグローバル性で抜きんでていた大企業も、出願すべき特許を厳選し、影響力を与える特許を出すこと、特許のエコシステムを牽引することが要求されるつつある。9年間における100社選出は日米の企業が拮抗する中、2国で70%を占めてきた。しかしながら、出願者数や特許数そのものが増加し続ける中、4つの指標の重みが変わってきた。トップの情勢が変わりつつあることを2020年のレポートで考察する。

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (1 users, 1 posts, 0 favorites)

INFOPRO2020予稿集 特許情報にみる世界トップ100企業と日本企業の動向 棚橋 佳子 https://t.co/uLoNIlTwAB (kh

収集済み URL リスト