著者
福島 悠介 山崎 俊彦 相澤 清晴
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.70, no.11, pp.J255-J261, 2016 (Released:2016-10-25)
参考文献数
19
被引用文献数
1

本稿では,テレビドラマを対象とし,放送局や時間帯といった基本的な情報に加え,出演する役者や関わったスタッフ,そして役者の話題性を用いた視聴率の予測を行う.ドラマの映像や音声は用いず,放送前に得られる情報のみから視聴率を予測すること,そして視聴率に影響を与える要因を明らかにすることが目的である.我々の作成した678本のドラマからなるデータセットに対して,サポートベクター回帰とランダムフォレストの二つのモデルを適用し,初回視聴率の予測を行った.実際の視聴率と予測した視聴率との相関はr=0.843と高い値,平均絶対誤差は1.93%と小さいことを確認した.また,ドラマに関わる各要素のうち,特に視聴率に強く影響する要因とその影響の度合いを明らかにすると共に,本手法がうまく働く場合と働かない場合に関して具体的なドラマ名を挙げた考察を行った.

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「テレビドラマデータベース」などネット上のドラマ情報媒体を用いた研究論文。「放送前の情報のみを用いたテレビドラマの視聴率予測」https://t.co/r2BvpF7tSU
放送前の情報のみを用いたテレビドラマの視聴率予測 - J-Stage https://t.co/N9MqBBab7W
俗に言う「数字持ってる」を、真面目に統計から考えた論文。データの取捨選択とか面白い。 『放送前の情報のみを用いたテレビドラマの視聴率予測』映像情報メディア学会誌 Vol. 70 (2016) No. 11 p. J255-J261 https://t.co/AjTIT3uF6V

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