著者
野口 岳 ウン クアンイー 上田 尚之 乗添 凌太郎 島田 敬士
出版者
一般社団法人 大学ICT推進協議会
雑誌
学術情報処理研究 (ISSN:13432915)
巻号頁・発行日
vol.27, no.1, pp.22-28, 2023-11-27 (Released:2023-11-27)
参考文献数
6

九州大学では学生たちが中心となりボトムアップ型で学生支援・教育支援を行う体制としてquickQが組織されている.quickQでは,コロナ禍の様々な課題に対してチャットボットの開発・運用を通じて解決に貢献してきた.2021年までに3つのチャットボットを開発・運用してきたが,3つを別々のアカウントで運用を続けることに様々なデメリットが存在することがわかった.2022年4月に各チャットボットを「ワンストップ」という考え方に基づいて統合した.結果,2022年3月から2023年6月末時点で33614回の問い合わせをチャットボットによる自動応答を用いて解決した.ワンストップをベースとしたチャットボットの開発・運用について,設計と開発環境の紹介をしたうえで2023年7月までのデータを元にした運用状況を報告し,直近の持続的な取り組みを紹介する.

言及状況

外部データベース (DOI)

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iQLabと九州大学システム情報科学研究院の島田敬之教授が共同取組を行っている「コロナ禍における九州大学でのLINEを用いた教育支援体制の構築とその後の持続的な取り組み」が、2023年11月27日に論文誌「学術情報処理研究」に掲載されました✨
初めて査読通りました。これまで仕事としてやってきたプロジェクトが研究論文になるのは嬉しいです。 コロナ禍の教育支援を学生たちのボトムアップで実現した稀有な事例かと思います。学生たちの悩みは学生たちでサービス開発して解決する。そんな3年間をまとめました。 https://t.co/3oPV9x8unC

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