著者
諸井 孝文 武村 雅之
出版者
JAPAN ASSOCIATION FOR EARTHQUAKE ENGINEERING
雑誌
日本地震工学会論文集 (ISSN:18846246)
巻号頁・発行日
vol.2, no.3, pp.35-71, 2002 (Released:2010-08-12)
参考文献数
29
被引用文献数
9 12

関東地震の被害数はデータセット毎に異なることがあり混乱しているように見える。その原因は集計単位の違い, 住家に対する非住家の混入, さらには焼失地域における全 (半) 潰家屋の取り扱い方の違いなどであることが分かって来た。本稿ではこれらの結果を踏まえ, 従来あるデータから出来る限り統一的な被害数の評価を試みる。関東地震による被害は関東地方の南部を中心に1府9県に及び, 木造建物の被害について被害地域のほぼ全域をカバーするデータとして震災予防調査会報告の松澤による集計と内務省社会局が大正震災志にまとめた市町村別の集計がある。主にこの2 つのデータをもとに新しいデータセットを作成した。作成したデータから計算される市町村単位の住家棟数全潰率をもとに, 被害地域の全域にわたる震度分布の推定も試みた。その結果, 南関東およびその周辺地域の震度と地盤条件の関係がより明瞭になった。

言及状況

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@100nen_ 各地の震度(推定値[現在の震度階級]) 図は市区町村別の住家全潰率と、全潰率から推定される震度の分布。神奈川県や房総半島南部の一部地域などでは震度7に達した可能性が高いとされています。 気象庁 https://t.co/fbPjtFUaI0 図の出典 https://t.co/LDAaAeNBp4 https://t.co/EsDgD3YtYG

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