著者
久保 直樹 安里 進
出版者
日本腹部救急医学会
雑誌
日本腹部救急医学会雑誌 (ISSN:13402242)
巻号頁・発行日
vol.26, no.7, pp.877-879, 2006-11-30 (Released:2010-09-24)
参考文献数
14
被引用文献数
1

症例は62歳の男性。4年前に胃切除を受けた。腹痛を主訴に当院を受診, 腹部膨隆と腹部全体に強い圧痛を認め, 筋性防御や腹膜刺激症状も認めた。白血球とCPKの上昇を認め腹部所見とあわせ紋扼性イレウスを疑い緊急手術を施行した。腸管の絞扼は認めず, 回盲部より約100cm口側の小腸が糸コンニャクで閉塞しておりこれがイレウスの原因と考えられた。食餌性イレウスのなかには臨床所見から紋扼性イレウスとの鑑別が困難な症例があり術前に食事歴の詳細な問診が重要であると考えられた。

言及状況

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まず、便の粒子ですが、大きさは様々です。便は未消化の食物残渣、剝離した腸壁、腸内細菌を成分としているからです。夏場の大腸内視鏡検査では、大腸にスイカの種があることもあります。また、胃を切った人では糸コンニャクが十分にちぎれずに、毛糸の玉のようになり、それが原因で腸閉塞を起こすこともあります。この点に関しては、以下の論文にあります。 久保直樹, 安里 進:腹部理学的所見から絞扼性イレウスを疑った食 ...

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