著者
小林 良彰
出版者
日本選挙学会
雑誌
選挙研究 (ISSN:09123512)
巻号頁・発行日
vol.28, no.2, pp.15-25, 2012 (Released:2017-09-29)
参考文献数
18

定数不均衡が代議制民主主義の中でどのような歪み,すなわち機能不全をもたらしているのかを明らかにした。第一に,定数不均衡により,運輸・通信,農林水産,一般行政,地方自治などの予算増額が過剰代表され,社会福祉や生活保護,教育・労働などの予算増額及び後期高齢者医療制度や年金制度見直しの主張が過少代表されていた。第二に,定数不均衡により,当選後の国会における防衛や農林水産,国土環境などに関する言及が過剰代表される傾向をみてとることができた。第三に,定数不均衡が予算や歳出などの政策にもたらす歪みを分析した結果,特別交付税及び農林水産業費と普通建設事業費について,定数不均衡との間に関連がみられた。最後に,こうした定数不均衡の問題を解決するための提言を提示した。

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末尾で全国集計の非拘束名簿式比例代表制を提案しています。小林良彰「 議員定数不均衡による民主主義の機能不全 民意負託,国会審議,政策形成の歪み」選挙研究Vol. 28 (2012) No. 2 p. 15-25   https://t.co/ykHhWuoyIu
議員定数不均衡による民主主義の機能不全 https://t.co/Qbkz0YkJTZ

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