著者
杉山 昌広
出版者
一般社団法人 日本原子力学会
雑誌
日本原子力学会誌ATOMOΣ (ISSN:18822606)
巻号頁・発行日
vol.56, no.12, pp.767-771, 2014 (Released:2020-02-19)
参考文献数
5

気候工学(ジオエンジニアリング)とは,人工的に気候システムに介入し気温を低下させたり,二酸化炭素を大気から回収したりして地球温暖化を抑制する手法である。国際的に地球温暖化対策の進展が芳しくない中,一部の科学者が焦りを感じ,研究の重要性を訴えている。しかしながら,実施のみならず研究についてもこの技術は多くの社会的問題を引き起こす可能性がある。そのため,自然科学・社会科学の両面から研究が活発に進められている。仮に実施されれば,その影響は世界中に広がるため,日本も傍観者でいることはできない。市民,ステークホルダー,専門家で議論を始めることが必要であろう。

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成層圏のエアロゾル注入は、温暖化対策としてパリ協定よりもずっと現実的だという話はある。   しかしバタフライエフェクトで何が起こるかわからない。だから実現できない。   でもリスク意識を煽り「デメリットよりメリット」論をぶちかませば? 最近そういうの見たよね。 https://t.co/Z6ipCbiNpQ https://t.co/YSrEOZVdZq
#ss954 #ジオエンジニアリング #気象工学 お~~学問として、気象操作としている。詰まり、気候を人工的に操るというのだ。!!やっているじゃないか!!「東京大学 政策ビジョン研究センター 杉山 昌広」「気候を改変する技術と地球温暖化問題」https://t.co/arWThvBLme https://t.co/iAYlXh58k4

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