著者
吉田 英爾 柳澤 宏昌 田辺 雅幸 森本 泰臣 伊地知 雅典 小池 大介 Paul Boyadjian Tamas Liszkai
出版者
一般社団法人 日本原子力学会
雑誌
日本原子力学会誌ATOMOΣ (ISSN:18822606)
巻号頁・発行日
vol.63, no.8, pp.580-584, 2021 (Released:2021-08-10)

NuScale社が開発している小型モジュール炉(SMR)は,2020年8月にNRCがFSERを発行し,米国における標準設計認証を取得している。NuScale SMRは受動安全系を備えており,設計基準事故のみならず設計基準を超過する事故においても運転員操作に頼らずに事故収束が可能で,また公衆への社会的リスクも大幅に低減できる,革新的な軽水炉である。米国においては,従来の軽水炉との違いを考慮し,適用規定の除外等,合理的に許認可プロセスを進めている。本報では,NuScale SMRの特徴と,日本国内導入に向けた安全規制の在り方についての課題を提起している。

言及状況

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参加しているNuScale社のSMRに関して、原子力学会誌に掲載された、日揮が執筆した解説記事はこちらhttps://t.co/lTR0sRWIlEです。
次世代原子炉「SMR」プロ本格化、主要プレーヤーになる日本企業の名前 https://t.co/SdNZuz6mWI NuScale社に参加する日揮とIHI、BWRX-300に参加する日立について両炉の最新動向も交えて紹介。 なお、NuScaleについては、日揮による原子力学会の記事https://t.co/lTR0sRWIlEが良く纏まっています。

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