著者
福島 光浩 太田 寿 小田 瞳 伊藤 康弘 宮内 昭
出版者
日本内分泌外科学会・日本甲状腺外科学会
雑誌
日本内分泌・甲状腺外科学会雑誌 (ISSN:21869545)
巻号頁・発行日
vol.34, no.1, pp.27-30, 2017 (Released:2017-04-28)
参考文献数
9

われわれは低リスク甲状腺微小乳頭癌に対し,すぐに手術をせずに経過観察を行ってもほとんどの症例では全く問題がなく,また仮に経過観察中に腫瘍増大やリンパ節転移を認めたことにより途中で手術療法に切り替えたとしても,それらの手術後の予後もまた良好であったことを報告した。経過観察を選択した症例で,超音波所見と臨床病理学的背景から,後に手術が必要となること,もしくはずっと経過観察が可能であることを予測するための因子として以下の所見があげられる。腫瘍が増大せず経過観察継続可能な因子は①アコースティックシャドーを伴う粗大高エコー輝点,②初診時年齢高齢,③微細高エコー輝点,の3つ。一方,リンパ節転移が出現せず経過観察継続可能な因子は微細高エコー輝点,逆にリンパ節転移が出現し手術が必要となる因子は初診時年齢若年があげられる。

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@kimon1031 @NonbeeKumasan @cancer_ref @MeteoMOL で、その「甲状腺乳頭癌」等の検診の様子と経過観察についての論文です。 https://t.co/9I1qFqaWhP
・微小乳頭癌経過観察例における超音波所見の特徴と解析―経過観察中に増大しやすい症例とそうでない症例  https://t.co/HCbEXtC6Oh https://t.co/xePaFDbiS8
日本内分泌・甲状腺外科学会雑誌 Vol. 34 (2017) No. 1 無料) 微小乳頭癌経過観察例における超音波所見の特徴と解析 https://t.co/OWjf5T76Us 逆にリンパ節転移が出現し手術が必要となる因子は初診時年齢若年があげられる。

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