著者
近藤 哲夫
出版者
日本内分泌外科学会・日本甲状腺外科学会
雑誌
日本内分泌・甲状腺外科学会雑誌 (ISSN:21869545)
巻号頁・発行日
vol.34, no.2, pp.76-80, 2017 (Released:2017-07-21)
参考文献数
17

甲状腺腫瘍に境界病変borderline lesionもしくは低悪性度low malignant potentialとされる新たな診断カテゴリーが新WHO分類で採用される。ひとつは乳頭癌様核を有する非浸潤性甲状腺濾胞性腫瘍noninvasive follicular thyroid neoplasm with papillary-like nuclear features(NIFTP),もうひとつは悪性度不明の高分化腫瘍well differentiated tumor of uncertain malignant potential(WDT-UMP)である。今後これらの診断名が甲状腺腫瘍の病理診断で使われるようになるが,現行の甲状腺癌取扱い規約には記載のない診断用語であるため,本邦における取扱いについては外科医と病理医の間で共通の理解と十分な議論が必要である。本稿ではNIFTPとWDT-UMPの概念と定義,臨床像,病理学的所見,細胞診との整合性,遺伝子背景について概説する。

言及状況

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こちらにもあった。日本語。慎重な評価だけど。 新WHO分類に採用されるNIFTP,WDT-UMPについて https://t.co/Wv3XDdVwBv

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