著者
池田 真利子 卯田 卓矢 磯野 巧 杉本 興運 太田 慧 小池 拓矢 飯塚 遼
出版者
地理空間学会
雑誌
地理空間 (ISSN:18829872)
巻号頁・発行日
vol.10, no.3, pp.149-164, 2018 (Released:2018-04-13)
被引用文献数
4

東京五輪の開催(2020)に始まる都市観光活性化の動きのなかで,東京のナイトライフ研究への注目が高まりつつある。本研究は,東京の夜間経済や夜間観光の発展可能性を視野に,東京における若者向けのナイトライフ観光の特性を,夜間音楽観光資源であるクラブ・ライブハウスに注目することにより明らかにした。まず,クラブ・ライブハウスの法律・統計上の定義と実態とを整理し,次に後者に則した数値を基に地理的分布を明らかにした。その結果,これら施設は渋谷区・新宿区・港区に集中しており,とりわけ訪日観光という点では渋谷区・港区でナイトライフツアーや関連サービス業の発現がみられることがわかった。また,風営法改正(2016 年6 月)をうけ業界再編成が見込まれるなかで,渋谷区ではナイトライフ観光振興への動きも確認された。こうしたナイトライフ観光は,東京五輪に向けてより活発化していく可能性もある。

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (4 users, 4 posts, 2 favorites)

@fsccore 「東京におけるナイトライフの特性」という論文の図表見たら西側の方がライブハウス多いので、のびおさんはタワマン売り飛ばして下北沢に引っ越した方がいいと思います。(徒歩配達には距離あるけど)https://t.co/BAQUZuFD2w https://t.co/n6XUxsNKly
ナイトなので、この論文を。クラブとライブハウスの地理分布を記した論文。クラブは渋谷がダントツにおおくて港区が二番目なんだって。 J-STAGE Articles - 東京におけるナイトライフ観光の特性 https://t.co/GB7OJ28T7f

収集済み URL リスト