著者
三木 貴弘 西上 智彦
出版者
保健医療学学会
雑誌
保健医療学雑誌 (ISSN:21850399)
巻号頁・発行日
vol.9, no.1, pp.61-69, 2018-04-01 (Released:2018-04-01)
参考文献数
35

慢性腰痛において,本邦では未だ生物医学的モデルに基づいた治療が実施されていることが多いが,諸外国では生物心理社会モデルに基づいた治療が実施されている.オーストラリアの理学療法士であるPeter O'Sullivanによって考案されたCognitive Functional Therapy(CFT)は慢性腰痛を生物心理社会モデルに基づいて評価,治療を行う新しい治療体系である.CFTは認知的側面(Cognitive Component),機能的側面(Functional Component),生活習慣的側面(Lifestyle Component)から構成されており,各側面の評価,治療が実施される.CFTの治療効果の有効性は多く報告されており,疼痛,能力障害だけではなく,運動恐怖や過度な不安,破局的思考,自己効力感も長期的に改善されたことが報告されている.慢性腰痛において,CFTは生物心理社会モデルの理解を助け,患者のアウトカムを向上させることができる新たな介入方法になるだろう.

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オーストラリアの理学療法士によって考案された Cognitive Functional Therapy(CFT)は慢性腰痛を生物心理社会モデルに基づいて評価、治療を行う新しい治療体系であると報告されている これって臨床で結果出してる先生は自然とやっている気がする 僕もこのレベルまで上げたい https://t.co/6trqfI3Pwv
認知行動療法(CBT)を探していたら、認知機能療法(CFT)を発見。正直、存じ上げなかったですが、運動+疼痛教育や徒手+運動制御よりも効果的との報告もある。三木先生の論文も発見し、初学者でもイメージしやすかったです。 J-STAGE Articles - 慢性腰痛の新たな治療戦略 https://t.co/sIOTa9DTjx
徒手的介入でなく、患者教育により運動パターンを変えることで腰痛を改善させるということか。 となるとかなりセラピスト、患者間の信頼関係が重要と感じた。患者が痛みがある中で患部を動かすのはかなり勇気がいるように思う。 https://t.co/3Z1a2mAFgH
https://t.co/YWyZzs2pH8 慢性腰痛の新たな治療戦略 —Cognitive Functional Therapy の紹介— ほー
慢性腰痛の新たな治療戦略 https://t.co/9XRByu3vdi

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