- 著者
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平峰 玲緒奈
青木 かおり
石村 大輔
- 出版者
- 日本第四紀学会
- 雑誌
- 第四紀研究 (ISSN:04182642)
- 巻号頁・発行日
- pp.62.2204, (Released:2023-04-20)
- 参考文献数
- 36
青森県むつ市関根浜に露出する完新世堆積物から多数の軽石(SKN-1~6)を見出した.このうち2層の軽石濃集層(SKN-2とSKN-3)は,それぞれ鬱陵島U-2テフラ(U-2)と十和田中掫テフラ(To-Cu)の軽石で構成されていた.SKN-2とSKN-3は層相と層序,軽石の粒径・形状から,海域での漂流を経て堆積した漂着軽石と考えられる.また,SKN-2とSKN-3は,有機質シルト・泥炭層中に存在することと約6 kaの海水準や地形を考慮すると,海と繋がる小河川を経て潟湖に漂着したものと推測される.加えて,水平方向に連続的に堆積する様相は堆積当時の汀線付近に多数の軽石が分布していたことを示唆する.