著者
大村 明雄 太田 陽子
出版者
Japan Association for Quaternary Research
雑誌
第四紀研究 (ISSN:04182642)
巻号頁・発行日
vol.31, no.5, pp.313-327, 1992-12-30 (Released:2009-08-21)
参考文献数
34
被引用文献数
8 4

琉球列島の喜界島・波照間島・与那国島および大東諸島の南・北両大東島に発達する更新世サンゴ礁段丘の地形層序と段丘構成物の生相および岩相解析, さらにサンゴ化石のウラン系列 (α-spectrometric 230Th/234U) 年代測定結果を総括した. それによって, 各島々で後期更新世における高海水準期 (酸素同位体ステージ7, ステージ5およびステージ3) の汀線を認定し, それらの現在の高度と Chappell and Shackleton (1986) による古海面変化との比較から, 例えば島の誕生時期・その後の隆起量および速度・傾動の方向などを含めた地殻変動史の点で, 5島それぞれが極めて個性的なことが明確になった.

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@s15taka ありがとうございます.波照間島のサンゴ礁は島が隆起すると共に形成されたのですね. こちらの論文を参考にしました https://t.co/6XreRkb9lD

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