著者
東 賢太朗
出版者
日本文化人類学会
雑誌
日本文化人類学会研究大会発表要旨集 日本文化人類学会第43回研究大会 (ISSN:21897964)
巻号頁・発行日
pp.44, 2009 (Released:2009-05-28)

人類学のフィールドにおいて、「わかる」ための努力がなされる一方で、「わからない」ことが必ず残されていく。そのような解き明かされない「謎」の持つリアリティについて、本発表では考察する。フィクションの諸ジャンルでは、非現実や非日常の要素がリアリティの表現として効果的に用いられるのに対し、人類学には民族誌のもつ虚構性に対する批判が向けられる。両ジャンルの並置と比較から議論を展開したい。

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@detakunai1 https://t.co/eMSnFL60UD https://t.co/kaWPd8HjZ0 わからないことを調べに行くというフィールドワークという作業がミステリーと構造的に類似しているということなのかなと。まあつまりミステリー小説のミステリーですね。

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