著者
熊谷 圭知
出版者
日本文化人類学会
雑誌
日本文化人類学会研究大会発表要旨集 日本文化人類学会第47回研究大会 (ISSN:21897964)
巻号頁・発行日
pp.36, 2013 (Released:2013-05-27)

本報告の目的は、エスノグラフィーへの空間/場所論の再定位である。グローバル化の中で、「場所」への関心が高まり、文化人類学においても、空間や場所が注目されている。その源泉には3つの志向性がある。①身体や物質性への注目、②日常生活実践や共同性(の喪失やその復興)への関心、③フィールドワーク、エスノグラフィーの再構築である。その意味と課題を、私のパプアニューギニアでのフィールドワークをふまえて論じる。

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