著者
西尾 善太
出版者
日本文化人類学会
雑誌
日本文化人類学会研究大会発表要旨集 日本文化人類学会第51回研究大会 (ISSN:21897964)
巻号頁・発行日
pp.C17, 2017 (Released:2017-05-26)

本発表では、従来の権力/抵抗といった二項対立的な空間認識の展開に対し、多様な軌跡・歴史のもつれ合いと配置として「ともに投げ込まれている空間」の可能性を考察する。具体的には、第二次世界大戦によるマニラの荒廃のなかで市井の人々によるジープニーという交通機関の発展と、近年、急激に増加した自家用車との間で発生した深刻な交通渋滞を事例とする。

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西尾 善太「ともに投げ込まれている空間 マニラ首都圏におけるジープニーと自家用車の生み出す交通渋滞の事例から」https://t.co/zGBzNMNUf9 >開放的なジープニーの軌跡と、閉鎖的な自家用車の軌跡はCarmageddon(大渋滞)と揶揄されるモビリティ間の「大決戦」の用を呈しながら空間を編成している。

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