著者
西口 磯春 高澤 嘉光
出版者
一般社団法人 日本音響学会
雑誌
日本音響学会誌 (ISSN:03694232)
巻号頁・発行日
vol.53, no.11, pp.844-850, 1997-11-01 (Released:2017-06-02)
被引用文献数
1

梵鐘は6世紀に仏教と共に中国から伝えられたとされるが, その後, 日本独自の変遷を経て来ている。この和鐘について, 有限要素法を用いた固有振動解析を行い, 形状や材料定数の影響について調べた。具体的には, 室町時代の和鐘について, 形状データ及び鐘の音の周波数分析結果を基にモデル化を行った。このモデルを用いて, 固有振動モードを求めると共に, 和鐘の構造上の特徴である「駒の爪」や「乳」が和鐘の音響特性上に持つ意味を検討した。

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