著者
今井 仁
出版者
一般社団法人 日本音響学会
雑誌
日本音響学会誌 (ISSN:03694232)
巻号頁・発行日
vol.67, no.3, pp.101-112, 2011-03-01 (Released:2017-06-02)
参考文献数
32

本研究の目的は,普化宗尺八曲の音律を物理的尺度で表現することにある。そのために,まず,著名な奏者の演奏録音から基本周波数を抽出し,旋律をセント表示のグラフにした。これにより五線譜では表せなかった,微細な音程変化と音価を知ることができた。次いで,旋律の中に核音と中間音の存在を確認し,一曲に占める音価の値の占有率から主音を決めた。主音を決めたことにより,普化宗尺八曲の音階表示が可能になった。普化宗尺八曲「調子」を中心に解析したところ,律音階と都節音階は一元論的な関係にあることが分かった。また,各奏者には特有の音律があること,曲中においても核音も中間音も,奏者固有の音程変化を示すことが分かった。

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今井仁 普化宗尺八曲の音律 https://t.co/MujBdf0zLf
@psyaka なるほど!流行ってるんだ…可愛いもんな…。 販売中のマシンの仕様をみたところ、詩吟の特有の音律があるかというとおそらく厳格にはないのかも。 ちなみに尺八の音律を無理やり(?)数値化した資料面白いです…尺八コンダクターがあったら開発大変そう笑。 https://t.co/OMptpCEWGt
@ConnieMandolin @revirytic 調べてみたら、一応該当するスケールもあるみたいですね。 https://t.co/9kNpOpFFQp ただ以下の論文によると、西洋音楽の音階に表せない部分もあるみたいです。 https://t.co/ATcQFeuJU8

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