- 著者
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竹田 和由
大城 貴史
大城 俊夫
奥村 康
- 出版者
- 日本補完代替医療学会
- 雑誌
- 日本補完代替医療学会誌 (ISSN:13487922)
- 巻号頁・発行日
- vol.2, no.2, pp.127-133, 2005 (Released:2005-09-13)
- 参考文献数
- 19
- 被引用文献数
-
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有用微生物およびその代謝産物はプロバイオティクスとして,健康増進作用があると考えられている.今回,納豆菌から選択し得られた Bacillus subtilis AK 株の代謝産物である Extract of Metabolic Products of Bacillus subtilis AK (EMBSAK) の経口摂取が,NK 細胞活性に及ぼす影響を解析した.その結果ラットでは飲用群のうち 50%に NK 細胞活性の増強が認められた.ヒトボランティアを用いたEMBSAKの合成商品である SARABAGAN の 7 日間の飲用試験では,濃度依存的に末梢血中の NK 細胞活性が増強する被験者の数の増加が認められた.今回の研究により,反応性には個人差があるものの,SARABAGAN の経口摂取により NK 細胞活性を増強しうることが明らかとなり,SARABAGAN が補完代替医療として有用である可能性が示唆された.