著者
戸田 正直
出版者
日本認知心理学会
雑誌
認知心理学研究 (ISSN:13487264)
巻号頁・発行日
vol.3, no.2, pp.205-215, 2006-03-31 (Released:2010-10-13)
参考文献数
9
被引用文献数
2

筆者が開発してきたアージ理論を,感情システムの基本構造と,感情システムが働くのに不可欠な認知システムの活動様式に話を絞って概観を試みる.この二つのシステムは心というソフトウエアの重要なサブシステムであって,一応別システムであるが,ともに協調しながら,心が動物から人間へ野生の環境の中で生き延びソフトウエアとして進化してくる間,重要な役割を演じてきた.本稿ではまず感情システムの基本構造を論じたうえで,感情を論じるうえで必須な認知システムの働き,特に思考とか想像とかと呼ばれる働きを概説する.そういう議論の間に,「今ここ」効果とか,アテンショントラップとか,認知による感情の制御とか,考えるための道具としてのダイナミックスキーマとか,想像とか,言語とか,その他,人間,動物を含めて,心というソフトウエアの働きを理解すために不可欠な諸概念もともに論じる.

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導入の続き2 #NS認知科学 戸田正直先生の「感情のアージ理論」 https://t.co/iI5tSKLxRf 今回は「アージ理論の基本仮定」と「文明人における感情の制御」の節に注目 以下の解説ブログもわかりやすいので一読されては https://t.co/VuXZ505w4a

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