著者
吉野 伸哉 小塩 真司
出版者
日本環境心理学会
雑誌
環境心理学研究 (ISSN:21891427)
巻号頁・発行日
vol.9, no.1, pp.19-33, 2021 (Released:2021-05-06)
参考文献数
45

本研究の目的は日本におけるパーソナリティの地域差をBig Five尺度を用いて検討することである。3つの大規模調査のデータセット (調査1: 4,469名,調査2: 5,619名,調査3: 4,330名) を用いて二次分析をおこなった。各Big Fiveパーソナリティにおける局所的な集積を日本地図上にマッピングし,さらに3つのデータセットを通して高い,あるいは低い傾向にある都道府県を確認したところ,結果は次のようになった。外向性は首都圏や沖縄県で高く,中国地方で低い傾向にあった。協調性は九州東部や沖縄県で高く,北陸地方で低い傾向にあった。勤勉性は東北地方で低い傾向にあった。神経症傾向は東北地方や中国地方で高く,沖縄県で低い傾向にあった。開放性は九州北部で高い傾向にあった。首都圏や沖縄県,北海道における傾向はおおむね仮説と一貫していた。また特徴の見られた地域や日本におけるパーソナリティ特性の地域差について考察をおこなった。

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出典 国際比較 https://t.co/nGBFhtbeug 地域比較 https://t.co/zzuE5Zx3Hb
J-STAGE Articles - 日本におけるBig Fiveパーソナリティの地域差の検討 https://t.co/2fY57r36Fb
国内でもこれほど地域差があるとは面白いですね 九州の開放性が高いのはやはり港町が多いからでしょうか #ビッグファイブ https://t.co/nXaOXYPQ0I https://t.co/gj1Bkb34gd
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日本におけるBig Fiveパーソナリティの地域差の検討 Regional differences in Big Five personality traits in Japan: Evidence from three large datasets https://t.co/mTMBJr5bFW
J-STAGE Articles - 日本におけるBig Fiveパーソナリティの地域差の検討 https://t.co/lehlmfnsBn  本研究の目的は日本におけるパーソナリティの地域差をBig Five尺度を用いて検討することである。3つの大規模調査のデータセット (調査1: 4,469名,調査2: 5,619名,調査3: 4,330名) を用いて二次分析
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