著者
藤平 眞紀子
出版者
一般社団法人 日本家政学会
雑誌
日本家政学会誌 (ISSN:09135227)
巻号頁・発行日
vol.74, no.7, pp.378-393, 2023 (Released:2023-08-05)
参考文献数
15

本研究では, 婦人雑誌『婦人之友』を資料として, 第二次世界大戦後の1946年から2021年における, 住まいや住生活, 住まいに係わる家計や家事に関する記事を抽出して, その中で住居管理に関する記事に着目し, 記事内容から住居管理の変遷を検討した. その結果, 住まいに関わる記事のうち, 住居管理に関することは時代を問わずコンスタントに掲載されていた. 具体的には, 掃除・清掃, 整理整頓, 補修・修繕, 衛生・清潔に関することが多かった. 戦後の急激な経済成長の中で, 従来からの住生活の見直し, 椅子座や集合住宅居住など新しい生活様式や家電製品などを取り入れながら, 住居管理は従来の方法に加えて新しい生活様式に応えるように繰り返し情報が出されており, それを必要とする生活者が多くいたことが明らかとなった. 戦後のモノ, 住宅不足から住宅取得への住宅に対する生活者の熱い思いが, 管理行動にも映し出される一方で, その対象は段々と住宅内部の狭い範囲に移っていた.

言及状況

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PDFあり。 ⇒藤平 眞紀子 「婦人雑誌掲載記事からみた住居管理の変遷―第二次世界大戦後の『婦人之友』を対象として―」 『日本家政学会誌』74巻7号 (2023) https://t.co/4fGXSF0nHa

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