著者
畑中 章生 鎌田 知子 本田 圭司 田崎 彰久 岸根 有美 川島 慶之
出版者
一般社団法人 日本耳鼻咽喉科学会
雑誌
日本耳鼻咽喉科学会会報 (ISSN:00306622)
巻号頁・発行日
vol.115, no.8, pp.787-790, 2012 (Released:2012-10-06)
参考文献数
15
被引用文献数
1

再感染と考えられたムンプスウイルス感染症の3症例を経験した. 症例は32歳女性と5歳女児の親子, 33歳男性であった. いずれの症例も片側の耳下腺腫脹を来して当科を初診した. 全症例ともに家庭内にムンプス症例が発生していたことと, 初診時の血清ムンプスIgG抗体が高値であったことから, ムンプス再感染例と診断した. 古典的には, ムンプス感染症は終生免疫を獲得し, 再感染を起こさないものとされてきた. しかし近年の報告では, 初診時ムンプスIgG抗体が高値の場合には, ムンプス再感染を疑う所見と考えられるようになりつつある.

言及状況

外部データベース (DOI)

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学校側が受けろと通知している以上は受けた方が無難かと思います。もめると先生からの風当たりが強くなったりするかも知れませんしね。 それにムンプスウイルスの再感染と思われる症例報告が幾つかありますから1度しか罹らないのは疑わしいです。 これから免疫についても勉強されていくかと思いますが、免疫のブースター効果を得られないと終生免疫はつきません。 米国では2006年に20年ぶりの流行を起 ...

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ワクチン否定の理由にはなりませんが「一度罹ったら(免疫ついたら)罹らない」というのは古典的な考え方かもしれません。 ムンプスウイルスの再感染と考えられた耳下腺炎の3症例 https://t.co/QW5i8Ng1Pr
SSP: ムンプスの再感染ってあるのね ムンプスウイルスの再感染と考えられた耳下腺炎の3症例 https://t.co/f7jkrxQ2

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