著者
牧野 博 久保田 博之 石川 英司 酒井 隆史 松田 一乗 秋山 拓哉 大石 憲司 久代 明
出版者
公益財団法人 腸内細菌学会
雑誌
腸内細菌学雑誌 (ISSN:13430882)
巻号頁・発行日
vol.33, no.1, pp.15-25, 2018 (Released:2019-02-01)
参考文献数
55

胎児の腸内は基本的に無菌状態であり,出生時に母親由来および環境由来の細菌に暴露されることで新生児の腸内細菌叢の形成が始まる.本稿では,まず母親の腸内および腟内細菌叢の重要性について述べ,新生児の腸内細菌叢の形成にビフィズス菌の母子伝播,出産形態,授乳形態などの因子がどのように関わっているかを概説する.また,無症状ながら乳児期特有に認められる病原性細菌の感染と定着事例を報告し,最後に新生児・乳児を対象としたプロバイオティクス生菌菌末の介入試験について紹介する.

言及状況

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おもしろい https://t.co/rXbCRQ5jgm
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新生児の腸内細菌は母親の腸内細菌叢の影響を受けて継承するから、まみれてというほどでは無いにしても母親の大腸菌に暴露しているのは確かだ。https://t.co/IPUrY4BX78 https://t.co/GWgPFqfE0s
腸内細菌叢の乱れが間接的に影響してる?ただ、胎児の腸内は無菌で母親の腸内、膣内細菌叢とか環境因子に影響を受けるみたいやけど、そうすると母親の腸内フローラが農薬に影響受けて変化して後天的にADSになるということやろか?

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