著者
佐々木 庸郎 石田 順朗 小島 直樹 古谷 良輔 稲川 博司 岡田 保誠 森 啓
出版者
一般社団法人 日本救急医学会
雑誌
日本救急医学会雑誌 (ISSN:0915924X)
巻号頁・発行日
vol.19, no.3, pp.160-167, 2008-03-15 (Released:2009-07-19)
参考文献数
7
被引用文献数
1 1 1

症例は50歳の男性。視力障害,意識混濁により医療機関を受診した。当初心房細動,大脳基底核の両側対称性病変,視力障害からtop of the basilar syndromeを疑われ,脳血管造影を施行したが否定された。その後昏睡状態に陥り,CT,MRI上の両側対称性の被殻病変,重度の代謝性アシドーシスの存在から,メタノール中毒が疑われた。集中治療室へ入院し,気管挿管,血液浄化療法,エタノール投与,活性型葉酸投与などを行った。意識は回復したものの,ほぼ全盲であり見当識障害が残存した。その後妄想性障害のため精神病院へ転院となった。メタノール中毒において,治療の遅れは重篤な後遺障害につながる。メタノールの血中濃度は迅速に測定することができないため,臨床症状,血清浸透圧較差,CT及びMRIの特徴的な病変から疑い,迅速に治療を開始する必要がある。

言及状況

外部データベース (DOI)

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@GattsukiRadiol 特徴的な画像なんですね! 勉強になりました! なぜかはわからないみたいですが被殻はメタノールの毒性を受けやすいみたいですね。こんな報告もありました。https://t.co/fjtgMmAStr
@iJohannes5430 うーん・・・それがこういった知識って生化学では常識の一つとされているためか、中々載ってるレポートが・・・。 一応ここでは触れられてますね。https://t.co/UG7xIpbCVf

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編集者: Rxy
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編集者: Qnc
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編集者: Qnc
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