著者
七木田 敦 増田 貴人
出版者
日本アダプテッド体育・スポーツ学会
雑誌
障害者スポーツ科学 (ISSN:13486055)
巻号頁・発行日
vol.1, no.1, pp.25-31, 2003-04-01 (Released:2017-10-02)
被引用文献数
2

本研究では、発達性協調運動障害(以下、DCD)のある幼児に、運動協応性を必要とする両手でのボール転がし課題を実施して、その練習段階における学習を検討した。DCDが疑われる幼児9名(DCD群)と統制群9名(CON群)とを抽出し、対象児には、2種類の練習課題の後、新奇なテスト課題を実施した。DCD群はCON群よりも低成績だったが、両群とも練習により成績は向上しており、特にDCD群の成績は大きく変動していた。DCDのある幼児は、新奇な課題には順応が容易ではなく、以前の練習による経験が想起されるまでに時間を要するが、練習によってある程度のパフォーマンスの向上を望めることが示唆された。

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発達性協調運動障害のある幼児の運動ス キル獲得における練習の分析 https://t.co/zo9l8eVxZD

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