著者
望月 進
出版者
日本応用動物昆虫学会
雑誌
日本応用動物昆虫学会誌 (ISSN:00214914)
巻号頁・発行日
vol.29, no.1, pp.21-25, 1985-02-25 (Released:2009-02-12)
参考文献数
10

ベイト(腐肉)トラップを用いて,ルリエンマムシ成虫の季節消長,夏期における肉設置後の飛来経過を調査した。1) 成虫は5月から10月まで継続して飛来し,夏期に飛来個体数は最大となった。成虫はおよそ7日間平均気温19°C以上で飛来し,雨により飛翔活動は妨げられた。2) 7月下旬の調査では,成虫の飛来個体数は肉を設置してから4日後に最大となった。3) これは,ハエ類の幼虫が成熟して終齢になる時期に,ルリエンマムシ成虫の飛来が一致しているためである。4) ルリエンマムシの幼虫期は,腐肉で発生するハエ類の羽化までの日数と同じかあるいは短かかった。5) このように,ルリエンマムシの生活史は,ハエの生活史に同調していた。

言及状況

外部データベース (DOI)

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ルリエンマムシが、かつては普通種だったことがわかる報告。今でもこのレベルの個体数がいるところはあるのだろうか? J-STAGE Articles - ルリエンマムシの生態に関する研究 https://t.co/hsHShRTQF6

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