著者
安川 宏紀 宮沢 多
出版者
The Japan Society of Naval Architects and Ocean Engineers
雑誌
日本造船学会論文集 (ISSN:05148499)
巻号頁・発行日
vol.2001, no.190, pp.181-190, 2001 (Released:2009-09-04)
参考文献数
4

試験は, プロペラの回転方向として, 内回りと外回りの2つについて実施し比較した。試験結果をまとめると次の通りである。1. 内回りプロペラにおいては, 船尾が岸壁から離れ難く, 横移動が不能となる場合もある。外回りプロペラにおいては, 横力が明らかに大きいようであり, 船尾が岸壁から離れ易い。横移動が不能となることはない。2. プロペラ回転数の組み合わせをDS/S, S/Hと変化させても, 内回りプロペラ装備船の離岸性能の改善効果はほとんど見られない。同様に, 右舷舵角を0, ±35degと3種類変更させても, 離岸性能改善に大きな効果はない。3. 船の初期位置を岸壁からは離れたところに持ってくると, 横移動は容易となる。Fig.4に横移動試験結果の1例を示す。船影は10sec毎の右から左に動く模型船の位置を表している。内回りプロペラ (Inward) においては船がほとんど横に移動していないこと, 外回りプロペラ (Outward) においては所期の通り船尾が岸壁から離れた後で横方向へ移動していることが分かる。

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1軸1舵船の操船は、操船オーダーは少なくシンプル。 2軸2舵船(フェリーなど)は、高性能だと言われるが、1軸1舵船よりも操船オーダーが複雑で、そのメカニズムを十分に理解していないと、折角の高性能を十分に発揮できない。 https://t.co/su8PGgECbA

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