著者
平澤 紀子
出版者
一般社団法人 日本行動分析学会
雑誌
行動分析学研究 (ISSN:09138013)
巻号頁・発行日
vol.29, no.2, pp.119-126, 2015-02-25 (Released:2017-06-28)
被引用文献数
4

「体罰」をなくすためには、望ましくない行動を減少させる、より望ましい方法が必要である。本報では、その中心となるポジティブな行動支援について取り上げ、その特徴や方法、研究成果について解説した。ポジティブな行動支援は、個人の生活の質を向上し、それによって問題行動を最小化するための教育的方法とシステム変化の方法を用いる応用科学である(Carr et al., 2002)。その焦点は、その人の望ましくない行動を引き起こし、強化している要因の分析をもとに、望ましい行動を教え、その人の生活環境を再構築するところにある。このような予防的・教育的アプローチは、米国では、障害児教育制度に位置づけられ、個人に対する個別的な支援だけでなく、学校規模の支援として多くの研究成果が蓄積されている。今日、われわれは、「体罰」ではない、確かな教育的方法を有するのである。

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体罰による望ましくない副次的な効果についてはこちら https://t.co/fbvu0vZ44o 体罰に代わる「ポジティブな行動支援」についてはこちら https://t.co/41xx2hr0vr https://t.co/3Xaf7ekgwb どれも先の声明内で挙げられているもので、少し前のものなので、今はもっと研究が進んでいると思う。参考まで。
当該論文はこちら。 吉野(2015)https://t.co/pw1WJRaBhe 平澤(2015) https://t.co/0a92dnDWsS 大久保(2015) https://t.co/ueZ9SSLf78 https://t.co/E0xnSqWLPz https://t.co/0TsX9nvJki
平澤紀子. (2015). 体罰をなくすために、ポジティブな行動支援から. 行動分析学研究, 29(2), 119–126. https://t.co/5FmJWGXP3G
平澤紀子(2015)体罰をなくすために,ポジティブな行 動支援から.『行動分析学研究』29, 119-126. https://t.co/ggqQOOn3gG
体罰による望ましくない副次的な効果についてはこちらを https://t.co/DJ8IivR93u 体罰に代わる「ポジティブな行動支援」についてはこちらを https://t.co/TaouyBpAnb https://t.co/3owThOEnW6 ご参考までに。

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