著者
大久保 賢一 辻本 友紀子 庭山 和貴
出版者
一般社団法人 日本行動分析学会
雑誌
行動分析学研究 (ISSN:09138013)
巻号頁・発行日
vol.34, no.2, pp.166-177, 2020-03-20 (Released:2021-03-20)
参考文献数
48
被引用文献数
4

ポジティブ行動支援(PBS)は、知的障害や発達障害のある者が示す行動問題に対するアプローチとして注目を集め、米国においては、その実施が法的要求事項に位置づけられ、社会において一定の影響力を持つに至った。近年では米国を中心として海外における学校規模ポジティブ行動支援(SWPBS)の普及が進んでいることもあり、日本の行動分析家もPBSに関連する実践や研究を無視できない状況にある。しかし、PBSが何であるのかということについて、ABAと関連づけて説明することは容易ではない。そこで本研究においては、「PBSとは何か?」を明らかにするために、PBSの起源、発展の経緯、定義・特徴、そしてABAとの関係性について文献的検討を行った。その結果、PBSは障害者に対するノーマライゼーションや権利擁護が重視されるようになった社会的潮流の中で誕生したこと、そしてPBSには様々な定義と変遷があったことが明らかとなった。また、特に米国におけるPBSのコミュニティは、ABAのコミュニティから分かれて成立し、組織的に独立していった経緯があった。概念的には、PBSを「ABAのサービス提供モデルの1つ」と捉える立場と、「ABAから進化した新しい応用科学」と捉える立場があり、PBSの独自性を巡る論争があることが明らかとなった。日本において行動分析家としてどのようにPBSと向き合うべきであるのか、今後の課題も含め検討を行った。

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (80 users, 92 posts, 253 favorites)

@JellyPsy 詳しくはこちらを… まさにという論文でしてw https://t.co/hBLtniHRGQ
いじめへのアプローチとして、ポジティブ行動支援というのがあるんですね。読もう。 https://t.co/L3I49ibR8D
J-STAGE Articles - ポジティブ行動支援(PBS)とは何か? https://t.co/2J0H5DqFlH
昨日のシンポジウムでも少し触れたのですが、ちょっとまえに「PBSとは何か?」ということを応用行動分析学(ABA)との対比を通して解説した論文を書いたのでもしよろしければ。結構いいことを書いているw →J-STAGE Articles - ポジティブ行動支援(PBS)とは何か? https://t.co/QcoRQVGBms
読了→ポジティブ行動支援(PBS)とは何か? https://t.co/70B8JR3KGT
関連資料です(無料DL可能)。 「事前に」お読みいただけますと幸いです。 大久保賢一 (2019). ポジティブ行動支援(PBS)とは何か? 行動分析学研究, 34, 166-177. https://t.co/XlFeAf2unk
関連資料です(無料DL可能)。 「事前に」お読みいただけますと幸いです。 大久保賢一 (2019). ポジティブ行動支援(PBS)とは何か? 行動分析学研究, 34, 166-177. https://t.co/XlFeAf2unk
関連資料です(無料DL可能)。 「事前に」お読みいただけますと幸いです。 大久保賢一 (2019). ポジティブ行動支援(PBS)とは何か? 行動分析学研究, 34, 166-177. https://t.co/XlFeAf2unk https://t.co/FPC9Pxye6w
大久保・辻本・庭山 (2020). ポジティブ行動支援(PBS)とは何か?. 行動分析学研究, 34(2), 166-177. https://t.co/VpDUXRCopi フリーでダウンロードできる『行動分析学研究』すばらしい!
心理学者同士にはややこしい論争がありそうだなということは気づいていたが、ABAとPBSというほとんど同族の中にややこしい関係があるとは思わなかった。考えるに、同じ「学」とついていても心理学や福祉学などに比べて医学は雑な枠組みで、役に立つものは貪欲に取り入れる。 https://t.co/7yItsYi3Mn

収集済み URL リスト