著者
小関 俊祐 嶋田 洋徳 佐々木 和義
出版者
一般社団法人 日本認知・行動療法学会
雑誌
行動療法研究 (ISSN:09106529)
巻号頁・発行日
vol.33, no.1, pp.45-57, 2007-03-31 (Released:2019-04-06)
被引用文献数
2

本研究の目的は、児童に対し、EllisのABC理論に基づいた認知的心理教育を行うことによって、抑うつ反応を低減させることであった。対象は小学5年生の1クラス39名を心理教育群とし、1回45分、計2回の認知的心理教育を行った。また、同小学校の5年生2クラス79名を対照群として介入の効果を検討した。抑うつ得点、自動思考得点、スキーマ得点のそれぞれについて、介入前の得点を共変量とし、介入後とフォローアップ期の得点を従属変数とした共分散分析を行った。その結果、心理教育群における抑うつ得点の低減と、自動思考得点、スキーマ得点の機能的な改善がみられた。すなわち、児童における抑うつの低減に対して、認知的心理教育が有効であることが示唆され、さらにその効果は自動思考とスキーマの機能的な変容によってもたらされた可能性が明らかとなった。以上のことから、児童に対する認知的心理教育が、抑うつの低減効果をもつ可能性が示唆された。

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【掲載論文】小関 俊祐, 嶋田 洋徳, 佐々木 和義, 小学5年生に対する認知行動的アプローチによる抑うつの低減効果の検討(資料), 行動療法研究, 2007, 33 巻, 1 号, p. 45-57 https://t.co/JSUHmHZrjE
【掲載論文】小関 俊祐, 嶋田 洋徳, 佐々木 和義, 小学5年生に対する認知行動的アプローチによる抑うつの低減効果の検討(資料), 行動療法研究, 2007, 33 巻, 1 号, p. 45-57 https://t.co/JSUHmHYTu6
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