著者
深町 花子 荒井 弘和 石井 香織 岡 浩一朗
出版者
一般社団法人 日本認知・行動療法学会
雑誌
行動療法研究 (ISSN:09106529)
巻号頁・発行日
vol.43, no.1, pp.61-69, 2017-01-31 (Released:2017-10-11)
参考文献数
27
被引用文献数
1

本研究の目的はアクセプタンスおよびマインドフルネスに基づいた介入のスポーツパフォーマンス向上への効果について系統的に概観することであった。国内外の複数のデータベースにて「マインドフルネス」や「パフォーマンス」などの関連する検索語を用いて検索を行い、11件の研究を採択した。日本では該当する研究は見られなかった。ほとんどの研究では(n=8)スポーツパフォーマンスを高めるうえでポジティブな結果が得られていた。残りの3件のうち2件でもフォローアップ期にはスポーツパフォーマンスが向上していた。本研究の結果より、アクセプタンスおよびマインドフルネスに基づいた介入は、スポーツパフォーマンス向上に効果的であると思われる。ただし、国内では全く研究が実施されていない。今後は日本のアスリートにおいてもアクセプタンスおよびマインドフルネスに基づいた介入研究が必要である。

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【掲載論文】深町 花子, 荒井 弘和, 石井 香織, 岡 浩一朗, スポーツパフォーマンス向上のためのアクセプタンスおよびマインドフルネスに基づいた介入研究のシステマティックレビュー, 行動療法研究, 2017, 43 巻, 1 号, p. 61-69 https://t.co/sig8E8Dlt4
【掲載論文】深町 花子, 荒井 弘和, 石井 香織, 岡 浩一朗, スポーツパフォーマンス向上のためのアクセプタンスおよびマインドフルネスに基づいた介入研究のシステマティックレビュー, 行動療法研究, 2017, 43 巻, 1 号, p. 61-69 https://t.co/sig8E8Dlt4
J-STAGE Articles - スポーツパフォーマンス向上のためのアクセプタンスおよびマインドフルネスに基づいた介入研究のシステマティックレビュー https://t.co/wKpcjcmWiy
「緊張しやすいタイプ」 リラクゼーション 1.深呼吸 2.筋弛緩法(数秒間全身に力を入れ、その後脱力) 3.ルーティン(いつものパターンを作る) 「気分が乗らないタイプ」 サイキングアップ 1.速く短い呼吸 2.大きな声を出す 3.アップテンポな音楽を聴く https://t.co/T5H6vymTxg #メンタル #トレ

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