著者
栖原 学
出版者
比較経済体制学会
雑誌
比較経済研究 (ISSN:18805647)
巻号頁・発行日
vol.51, no.1, pp.1_17-1_28, 2014 (Released:2014-03-29)
参考文献数
26

19世紀後半から経済成長を加速させたロシアは,二度にわたる急速な工業化の期間を経て,1960年には西欧先進国の発展レベルに接近した.長期にわたるロシア・ソ連経済のキャッチアップの過程は,サイモン・クズネッツのいう「近代経済成長」の一例といえよう.しかし,1960年頃から経済成長と技術革新の主要推進力としての「上からの圧力」を失ったソ連は,目標とした先進国の水準に到達することなく解体に至り,その「近代経済成長」は挫折に終わることとなった.

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・ソ連のGDP成長率。13~90年4.6倍。アメリカ4.3倍、イギリス3.3倍。https://t.co/8sPW732uEh https://t.co/XUrEUvpf8H
・ソ連のGDP。28~60年GDP成長率6.3%。約10倍に。日本は同時期4.5%。栖原 学 https://t.co/8sPW72KTfH https://t.co/OiIJPcY0XR
ソ連の経済成長。https://t.co/8sPW72KTfH
・経済成長。46~55年は平均13%成長。28~60年までの経済成長は平均5・9.これはアメリカの3.9を上回る数字である。https://t.co/8sPW72KTfH https://t.co/R8MNEYocut

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